<AKIBA>についての解説は、別章 (「オーバーフロー」の「AKIBA MUSIC」) を参照していただくとして、ここではその推薦曲を紹介したいと思う。
以下は全て私(アチョ夫)が<自腹で購入>し、良いと思ったものである。これは随時更新される可能性があるので時々ここを覗いて頂ければ今現在のアチョ夫の<AKIBA MUSIC>シーンがわかるだろう。
以下、上に行くほど新しい情報である。
2006/02/10現在の状況
・秘密基地 [Maxi]高田梢枝:SME:¥1,020 (税込)
交響詩篇エウレカセブン第一期ED。超、超、センチメンタリズムに満ちた、奇跡的な一曲。
CDのジャケットやCD自体に印刷された写真のことなど、書こうと思ったのだが、もはやそんなことはどうでもいい(ちゃんと解説しろよ)。
実はこのCDを購入する予定は無かったのだが、先日ネットラジオを聴いている時にこの曲が流れ、気がつくと私は半裸で「エウレカァ!」と叫びながらこのCDを発注していた(ぉぃ)。
つづくっっ!
じゃなくて、…すみません。前回の松井さんのことを書いた回からちょっと暴走気味で申し訳無いが、つまり、それほどまでに、この曲は人を幻想状態に叩き込む名曲だということである。その証拠に、私はこのCDをプレイヤーにかけてリピートさせたまま気が付くと、流した涙と共に実に4時間が経過していたのであった(聴き過ぎです)。
もし、機会があったらこの楽曲だけでなく、本編も御覧になっていただきたい。上記の私の奇行が、「あながち、わからないでもない」と思われること、必定だと思う。
つづくっっ!
註:…人間的にすみません。
・極上生徒会 主題歌 偶然天使(エンジェル) [MAXI] 極上生徒会執行部 CD :コナミ/キングレコード:価格: ¥1,300(税込)
先日、ネットラジオを聴いていると、この楽曲が流れ、それを聴いた瞬間私の脳裏にあの最終回がフラッシュバックしてしまい、ふと気が付くと私は「奏(かなで)会長〜っ!!」と叫びながらこのCDを発注してしまっていたのであった(ぉぃ)。
確かに、私の行動は奇行と呼ばれても仕方の無いものかもしれないが、いちアニメファンとして、アニメ本編において、あそこまで引っ張った謎を、ああいう奇跡のような完璧なハッピーエンドで結ぶという展開は、恐らく人を天国へと送り込むのに十分なパワーを持っていたのだと言っても過言ではないと思うのである。
しかしながらこのCDを購入して、いささか失敗したと思うのは、できればもう少し冷静になって「恋せよ女の子」(ゴー!ゴー!)の方を先に注文すれば良かったかもしれないと…いや、こんなこと、一般人に言ったって通じないよな…。
ちなみに同時収録のプチ(ミニ)ドラマは「え、えぇ〜っ!!」という叫びと共に、「オチてないよ!」という突っ込みが入ること請け合いである。奏ファンは…聴くな。聴けば修羅の道となろう(意味不明ですまん)。
2005/10/30現在の状況
・OVA「コンパイラ」主題歌/奥井雅美:KING RECORD:\1000
今更こんなに古いCDを聴いている人間もいないかもしれないが、今になって入手(新品。新古品ではなく、新品)したので聴いている。今の奥井雅美と違い、音楽性の広さを感じさせ、心地よい。最近の奥井作品はパターンを感じてしまい、悪くすると飽きる。しかし、この頃の奥井雅美はデビューしてまだ1〜2年であり、良い意味で可能性を感じさせる楽曲となっている。個人的にはOP、ED、共に詩が良い。最近のプラトニックな恋愛中心のオタクには多分理解できないだろうが、女性の気持ちが非常に素直に表現されている。私としては、今時の<萌え>な「女の子」より、こういった「女性」の方が付き合いやすい。いや、私の好みはどうでもいいか。
ちなみに、このCDと共に「声優白書」のVHSビデオも購入してしまった(これも新品)。勿論「松井菜桜子」編である。多くは語れないが、一言で言えば
<失笑を禁じえない(誉め言葉)>な、強烈な作品であった。ただ、ひとつだけフォローさせてもらうと、松井菜桜子はカメラ映りが悪い(フォローか?)。というのは、私は本物と握手をしたことがあるのでわかるのだが、本物は映像よりももっと輝いて見える。ビデオというのはどうも女性の悪い部分を強調して映し出すメディアであるようである。
余談だが、私が松井さんに会った当時放送中だった「ボーグマン」で、松井さんと共演していた人気声優の井上和彦さんが突如番組のキャストからいなくなったため、そのことが気になっていた私はサイン中の松井さんに「井上さん、どうしたんですか?」とそのことを尋ねてみた。すると松井さんは「ボーグマンで?」と言ってこちらを向き、それに対して私が「はい」と答えると、松井さんは「井上さん、肺炎になっちゃったの」と言って、私の質問に非常に可愛らしく答えてくださったことを覚えている。
更に余談だが、そのサイン会の会場に入る際に、私はなぜか道を間違え、会場の裏に入ってしまい、その時に黒服を着た数人の男達(SP?)と、しゃがんで何やら書いている松井さんを目撃してしまった。良く見ると松井さんはサインの練習をしている様子だったのだが(それが練習だったのかどうか確かなことはわからない。ただ、とにかくその時はしゃがんで何枚かのサインを書いていた)その際に、あろうことか私は松井さんに会場の入り口の場所を教えてもらったのであった(もちろん立場上、入り口まで案内してもらうことはできなかったが)。あれからもう十数年。何もかも、皆懐かしい…(十三)。
ていうか、それ、「ドリームハンター麗夢」のイベントだったんだけどね。
…一般人には何のことやらさっぱりな話だろうな、これ。
2005/10/28現在の状況
・夢がチカラ/KOKIA:Victer
「アテネオリンピック日本代表選手団公式応援ソング」という長ったらしい冠(かんむり)付きだが、その音楽性は<AKIBA MUSIC>そのものである。特に、ギャルゲーのオープニングなどの楽曲を好む人間なら、余計に沁みることだろう。オタクの間ではKOKIAと言えば「ブレンパワード」のEDだが、(初期のCDになるが)「ありがとう…」も必聴である。どれも<AKIBA MUSIC>の名に恥じない(私が勝手に分類したのだが)、沁みる名曲である。
同時収録の「人魚の夢」も、やはりギャルゲーファンが熱狂しそうなファンタジックな名曲である。オタキックパワー全開で、勝手にストーリーを妄想しながら聴き込もう。
2005/6/10現在の状況
・創聖のアクエリオン/AKINO:Victer
菅野よう子の天才振りが遺憾無く発揮されている一枚。サビの「一万年と二千年前から〜」の部分は思わずモーツアルトを彷彿とさせるメロディラインである。もちろんヴォーカルも素晴らしい。また、二曲目の「プライド〜嘆きの旅」は幻想自警団員は必聴。歌曲と共に幻想状態に入り、神的直観を働かせ、イメージの世界に陶酔せよ。
蛇足だが、「創聖のアクエリオン」の伴奏について(細かいことを言って恐縮だが)、ドラムが素晴らしい。実に良いポイントで裏を取ってくれる。気持ちが良い。ただ、こういう聴き方は<木を見て森を観ず>になり易いので注意しよう。
・TVアニメーション「スターシップ・オペレーターズ」オープニングテーマ
radiance/川田まみ:geneon
「スターシップ・オペレーターズ」とは、言わずと知れた水野良原作のSFアニメーション。水野良の最近の写真を見ると、時の流れを感じずにはいられないが、それは余計なことである。これまでギャルゲーに楽曲を提供してきた
<I've>の渾身の一曲。これで私はギャルゲーの音楽に興味を持つことになった。若者のセンチメンタリズムを見事に表現している沁みる一曲。楽曲自体はトランスをベースに歌曲として見事に成立させている。余談だが、アニメのクライマックスでこの曲がかかると私は思わず血湧き肉躍る自分自身を抑え切れない。これからアニメを観る方は、思い切ってシリーズの途中から観ることをお勧めする。前半部(五話くらいまでか?)は少し青臭さが強く、駄目な人間はそこで挫折してしまう可能性が高い。これからアニメを観る方は、主に<艦隊戦>と<利権で動く人々>に主眼を置いて観ると良い。つまり、アニメ自体は一番面白い部分が女子供には向かない作品だったりする(笑)。
二曲目の「地に還る〜on the earth〜」は<I've>の歌姫「KOTOKO」の一曲。アニメのストーリーを知っていると更に沁みるが、<AKIBA>として(つまり独立した楽曲として)聴いても十分にセンチメンタルで感傷に浸れる名曲である。