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幻想自警団通信文Z

アナログ式乱数生成術

0から99(すなわち100個の数字)までの乱数を作りたい場合、通常は十面ダイスを二個使うことでそれを実現させることが多い。しかし、今の日本において、十面ダイスを二個持っている人間など、TRPGのファン以外にはほとんどいない。また、PCによる乱数は、機械のクセがあるために、真の乱数にはならない。乱数を作るのは案外手間なのである。

この術式は、誰もが簡単に手に入れることができるトランプ(プレイングカード)を利用して、0から99までの乱数を作ることを目的としている。これによってダイスを持たずとも、乱数を作ることができるようになる。暗号文の作成やパスワードの作成、TRPGでダイスを無くした場合などに活用してもらいたい。

準備

*準備するもの*

トランプ(プレイングカードとも言う)一組(百円均一で買ったもので良い)。

術式

*手順*

  1. トランプ一組の中から、スート(スペードなどのマークのこと)二種類、合計26枚をまず抜き出す。スートは何でも良いが、赤と黒とで術式を行ったほうが効率的である。
  2. それぞれのスートのJからKまでのカード(つまり絵札のこと。コートカードと呼ばれる)を除き、合計20枚とする。
  3. 二種類のスートのうちどちらかを十の位、もう一方を一の位と設定する。例えばスペードを十の位、ハートを一の位に、など。
  4. スート別に裏返して山にし、それぞれを良くカット(シャッフル)する。
  5. 十の位のスートから一枚、一の位のスートから一枚、それぞれ引く。
  6. 引き抜いた二枚のカードを十の位を左に、一の位を右に並べ、二桁の数字を作る。カ−ドの数字が「10」の場合は「0」として扱う。

これで10面ダイス二個や100面ダイスを一個使うまでも無く、0から99までの数をランダムに得られる。

応用

スートを四種類全て使えば、10000通りの乱数も生成可能である。その場合、ナンバーズ4の予想にも使えるだろう。ただし、幻想自警団はこの術式を使って購入したナンバーズが当選するかどうかまでは責任を持たないのであしからず。

2005/2/28

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