占いと魔法とオタク
幻想自警団通信文Z
枕のカスタマイズ
本来枕のカスタマイズは個人差があるため個別に対処する必要があるが、ここでは最大公約数的な術式を公開して一般化をはかる。
人間の体(体躯)は脳からの指令によって制御される。その脳の指令は脳から脊髄を通って肉体に伝わる。脊髄は人間の姿勢を整える背骨の中にある器官である。そのため背骨の形状によって変化する<姿勢>というものは、神経伝達の根幹を成す脊髄にも影響を与える重要な要素である。すなわち、脳の情報伝達には<姿勢>が多少なりとも影響を与えることになる。
いわゆる<猫背>は、神経パルスの伝達に悪影響を及ぼす可能性が否定しきれない。ゆえに幻想自警団では猫背になりにくい枕を推奨している。
人間は睡眠中に身体のズレを矯正しているという話があるが、その睡眠中に正しい姿勢を取ることができない枕を使用していた場合、睡眠中に間違った姿勢を維持してしまい、その後の脳から身体への神経伝達にあまり良いとは言えない影響を及ぼす可能性がある。そのため幻想自警団では以下の術式に則り、正しい姿勢で就寝できる枕を制作し、使用することを推奨している。
準備するもの
材料:バスタオル二枚
術式
*手順*
-
大き目のバスタオルを縦に置き、右の端を左の端(逆でも良い)に合わせるようにして半分に折る。
-
それを手前から丸めて行き、円筒状のタオルを作る。
-
もう一枚のタオルを縦に置き、右の端を左の端(逆でも良い)に合わせて半分に折り、それをまた、上の端を下の端(逆でも良い)に合わせるようにして折る。つまり四つに折る。
- 二枚目の四つに折ったタオルの上、中央部やや下に、円筒状のタオルを横向きに置き、その円筒状のタオルを包むように四つ折りのタオルの上辺を下辺に重ねる。つまり、円筒状のタオルを四つ折りのタオルではさむ。これはタオルの巻きが緩まないようにするためである。見た目はラビオリみたいになる。これが枕となる。
-
仰向けに寝て、できあがった枕の膨らんだ部分を<首の下>に入れ、寝心地を確かめる。首が楽だったら問題無い。ちょっと苦しい、あるいは低い、と感じた場合は円筒形に巻いたタオルの巻き方を調節して高さを合わせる。とにかく首にフィットするように。
- 以後、この枕を利用して寝る。寝ているうちに首からタオルが外れた場合は気がついた際に直せば良い。
以上である。
「起床と就寝」へ戻る
「実践編1」へ戻る
「更なる深淵へ」の目次へ戻る
「占いと魔法とオタク」のホームへ戻る