占いと魔法とオタク
幻想自警団通信文Z

就寝の儀式

就寝は意外に難しい作業である。眠ろうとして眠れない、疲れているのに目が覚める、疲労が抜けない、など、就寝に苦労する人間は多い。幻想自警団ではこれについても、出来る限り最大公約数的に一般化した術式で、より良い眠りを実現させたい。

術式

*手順*

注意:この手順のうち1から5までは血圧や循環器系に異常のある人間は行ってはならない。そういった人間は後述する<ヨガの眠り>や<光浸透膜リラクゼーション>を利用せよ。

  1. 息を大きく吸い込み、「いぃぃちぃぃぃぃ…」と発声しながら息を少しずつ口から吐き出しつつ全身の筋肉(頭の天辺から指先、爪先まで)に力を入れる。
  2. 「にぃぃいぃぃぃ…」と発声しながら息を少しずつ口から吐き出しつつ更に全身に力を入れる。
  3. 「さぁぁんんんんん…」と発声しながら息を少しずつ口から吐き出しつつ更に全身に力を入れる。
  4. 「よん」と発声して一気に全身の力を抜く。
  5. 深呼吸した後に、上記1から4を合計三回繰り返す。
  6. 「私は毎朝爽快な気分で目覚めている」と<爽快な朝>を想像しながら唱える。または頭の中で唱える。
  7. 上記6を疲れるまで繰り返す。疲れたら眠って良い。気が付かないうちに眠っている場合もあるが、それはそれで良い。

上記手順で最終的に自然な眠りにつくことができるだろう。

以上である。

2005/3/11

追記

上記手順6において、<爽快な朝>を想像する際には実際にその情景を思い浮かべながらステートメントを唱えると良い。その<爽快な朝>は現実でなくても良い。例えば「私は人のいない山の上にある古い洋館の静かな部屋の中で私が横になっている大きな柿木のベッドの中から左側の壁に見える白いフレームのクリスタルガラスがまぶしい両開きの窓には外から朝の日差しが差し込んでその陽光は私の体を優しく照らして暖めながら耳には小鳥とさわやかな風が春のハーモニーを奏でているのが聞えている」というような空想をしても良い。とにかく<爽快な朝>の<感覚>を掴めればそれで良い。言語はきっかけに過ぎない。要は感覚を実感することである。また、ここで<眠り>ではなく、<未来の目覚め>をイメージするのには理由があるが、ここではそれは解説しない。解説しない理由は単純に<その方が効果が高い>ためである。深く考えずに実践せよ。

2005/3/12

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