古来より日本には<臍下丹田(せいかたんでん)>という言葉があり、ここに力を入れることで精神集中度が高まると言われて来た。しかし、現代人はその<臍下丹田>を<ヘソ下の筋肉>のことであると勘違いし、その効果を感じられないでいるのが実情である。ここで言うところの<臍下丹田>とは、ヘソの下の筋肉ではなく、その<内臓>のことである。
<内臓>というのは、つまり体の内側にあるものという意味で、<臍下丹田>に力を入れると言った場合、それは体の内側から外側に向けて力を入れることを意味する。これを後述の<真っ直ぐに立つ>術式と同時に行えば、非常に安定した直立姿勢を取ることができるようになり、結果、健康的な<安定した>姿勢を維持することができるようになる。姿勢の安定は心の安定でもある。心の安定とはすなわち良い精神の制御なのである。
以下、その術式である。
*手順*
以上である。
2005/3/11