占いと魔法とオタク
幻想自警団通信文Z

腹を据える

古来より日本には<臍下丹田(せいかたんでん)>という言葉があり、ここに力を入れることで精神集中度が高まると言われて来た。しかし、現代人はその<臍下丹田>を<ヘソ下の筋肉>のことであると勘違いし、その効果を感じられないでいるのが実情である。ここで言うところの<臍下丹田>とは、ヘソの下の筋肉ではなく、その<内臓>のことである。

<内臓>というのは、つまり体の内側にあるものという意味で、<臍下丹田>に力を入れると言った場合、それは体の内側から外側に向けて力を入れることを意味する。これを後述の<真っ直ぐに立つ>術式と同時に行えば、非常に安定した直立姿勢を取ることができるようになり、結果、健康的な<安定した>姿勢を維持することができるようになる。姿勢の安定は心の安定でもある。心の安定とはすなわち良い精神の制御なのである。

以下、その術式である。

術式

*手順*

  1. 高さはヘソ下の位置、前後は直腸の上あたり(体の内側)に意識を集中する。
  2. 1で集中した場所に空気を入れるようなつもりでそこを膨らまし、背骨と腹筋を外側に押し出すように力を入れる。
  3. 肩の力を抜き、その状態をしばらく維持する。
  4. 力を抜いて終了。

以上である。

2005/3/11

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