占いと魔法とオタク
幻想自警団通信文Z

真っ直ぐに立つ

現代人は様々な事情から姿勢を真っ直ぐにして立つことが難しくなっている。ここでは姿勢を正して真っ直ぐに立つ方法を解説する。これができるようになると、非常に安定感のある身体を手に入れることができ、その<安定した身体感覚>はそのまま<安定した精神>に繋がると思って良い。また、<枕のカスタマイズ>でも書いたが、姿勢が良くなることはすなわち神経伝達が良くなることも意味している。格闘技など、背を丸める必要があるような場合を除いて、スポーツを行う人間で能力の高い者は基本的に姿勢が良いことも、ひとつの実例である。

術式

*手順*

  1. かかと、腰(腸骨の出っ張り)、肩を地面からの垂直線上に揃える。
  2. 首から上を肩の上に乗せるような気持ちであごを引いて頭と肩のラインを揃える。
  3. 腰はそらせない。前出の<腹を据える>術式を思い出して腰がへこまないようにまっすぐにする。
  4. 垂直線上にそろった頭、肩、腰、かかとを意識しながら軽く垂直ジャンプし、着地の際に頭の重さが両肩に、上半身の重さが腰に、腰の重さがかかとに、それぞれほぼ同時に振動として伝わることを確認する。
  5. その状態をキープしながら日常生活を送るように努力する。歩く際にはヒザを伸ばし、お尻の筋肉で歩くようなイメージを維持すると良い。

以上である。

2005/3/12

追記

上記のような作業は、初めの数日は意識して行わねばならないため苦労するが、しばらくするとそれを意識せずに行えるようになる。これは意識していた動作が無意識にできるようになったということであり、それはつまり<意識される自己>が<意識されない自己>に正しい動作を<教育>したということに他ならない。

術者は初めから正しい動作ができるわけではない。正しく動作するためには<意識される自己>が<意識されない自己>にしっかりとした教育を与える必要があるのである。

2005/3/13

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