ここでは幻自で行われている内観を紹介する。
通常我々は体外(外界)からの情報を得た場合、それを言葉で分析しようとし、その結果としてそれが<言語的情報>に変換されてしまい、初めに入力された情報そのものが持っていた<主観的感覚>を消失させてしまう。
体内の感覚に鋭敏になることは重要である。身体感覚というものは感覚であって言語ではない。ゆえにそれはその感覚のまま理解されなくてはならないのである。
幻自的内観では、この<体外の情報>から得られる<感覚(これは体内情報である)>を知覚する能力を高めるため、抽象絵画を鑑賞する。
これによって術者は心理的な<感覚>を磨き、体外からの情報に対しての<体内反応>に鋭敏になるための<感性>を鍛える。
以下のリンクから抽象絵画の観賞(註:リンクをクリックすると画像が表示されます。画像右下の「NEXT」をクリックしてページを進めて下さい。画像は全12枚です)を初めるが、その際には言語的判断を一切してはならない。代わりにその絵画を観た際の、体内の心理的、身体的反応を知覚するように努力せよ。
絵画を観て、「暑い」とか、「寒い」とか、言葉で感想を思い浮かべるのは厳禁である。あくまでもそのフィーリングを感じるように努力するべし。また、それを感じられないならば、絵画をきっかけとしてその<感覚>を体内に呼び起こし、それを記憶するべし。
註/絵画制作&著作:聖賢アチョ夫/画材:ポスターカラー/原画サイズ:B5/著作権は放棄しません。画像への直リンク禁止。他のサイトへの画像の転載や二次利用等は一切禁止致します。