占いと魔法とオタク
幻想自警団通信文Z

トリックの見破り方(人間編)

以下にトリックの見破り方(人間編)を書いておくのでこれに従ってオカルトを見ることを推奨する。

:催眠法を深く研究しておきながら、「レイキ」や「心霊現象」、「生まれ変わり」、「気功」などを強く信じて実践している人間は避けろ。

他者催眠を行えるほどに催眠法の原理を知りながら、霊などの世界に首を突っ込む人間はそもそも言行不一致であり、信用できない。「レイキ」はいわゆる「手かざし」の一種でもあるが、これは「ロイヤル・タッチ」に準ずる催眠効果である。そのことを知りながら「レイキ」を語る人間は極めて怪しく信用できない。よってこれを避けろ。

:科学者でありながら仏教等、宗教や神秘主義に傾倒する人間は避けろ。

科学知識と宗教的思想が相反した場合、宗教思想を優先する可能性が高い。よって信用できない。これも避けろ。

:科学的な知識を持ちながら解明されていない力を<使える>と主張する人間は避けろ。

これは臨床試験を行っていない効果不明の薬を人体に投与するようなもので、そもそも科学者としての姿勢が間違っている。よって信用できない。これを避けろ。

:有料のセミナーでありながら支払いの前にその内容や時間、場所など、情報がほとんど無い場合、これを避けろ。

セミナー商法の典型は初めに「何があっても責任は自分」という誓約書にサインをさせられた後、どこかの山間などに連れて行かれ、そこで過酷な洗脳作業を施される、というものである。そこまででなくとも初めにいつ、どこで、何を行うか、また、費用は全部で幾らか、得られるものは何か、などの情報が不明な場合はこれを避けろ。また、その関連の組織なり人物なりを避けろ。

:街頭で声をかけられたらそれを避けろ。

街頭で声をかけて来る人間は基本的に営業目的である。それがなんであれ、信用できない。また、占いの勉強をしている、などの話をして近付いて来る人間も、いわゆる<エンロール>と呼ばれる勧誘の一環である。これも避けろ。最近では<募金>でさえそれが詐欺の場合もあるということがメディアによって公になった。それが<どこの誰>であるかが確認できない場合、その人間に関わったり、お金を渡してはならない。

:根拠無く恐怖をあおる人間は避けろ。

悪いことが起こるから○○しないと大変なことになる、と言う人間は避けろ。これは何もオカルトに限らない。これはある種の<脅迫>であるのでそもそも人間として信用できない。

:悪い未来を根拠無く<予言>する人間は避けろ(例えば<終末論>など)。

未来のその瞬間が来るまで関連商品を売りまくって儲ける算段である。よってこれを避けろ。

:マジックのトリックに詳しいのに超能力を信じる人間は避けろ。

トリックを<暴いて>からその真偽を確かめる人間はトリックを<暴けなかった>場合それがトリックであっても本物だと思って信用してしまう可能性が高い。こういう人間は最終的には騙されることになる。よって信用できない。これも避けろ。

2005/5/26

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