ドラッグについての追記
海外において(現在では国内も含むが)は日常生活の中でドラッグを知らないうちに摂取してしまうことがある。例えばビートルズのメンバーなどは歯科医の出したコーヒーにLSDが入っていたと言うし、パーティーなどで出されるチョコにはマリファナが入っている場合がある。また、社会的地位の高い人間ほどドラッグ感染率が高く、大学教授がゼミで学生を集めて教授自身がマリファナパーティーを開く場合すらある。相手が医者のような合法的に薬物を入手しやすい立場の人間である場合は注意しなくてはならない。また、インドなどでは様々な修行者が街中を徘徊したりしているが、インドの麻薬感染率は世界屈指の高さである。街角でヘロインが買えたりしてしまうような町でドラッグにハマろうものならそいつは二度と日本には戻って来られないだろう。中国でも都心部では麻薬の売人が飲み屋の酒にドラッグを入れてそれをおごりだからと女性に飲ませ、そのまま酩酊状態にして乱暴するという実例もある。他にも「風邪薬」と称してドラッグを飲まされることもある。知らない人間から何であれ不明な薬を貰ってはならない。ドラッグの危険性は強調してし過ぎることは無い。将来年相応の知性と体力を持ち合わせていたいなら、知らない人間に薦められた飲み物や食べ物、薬やサプリの類は、失礼だとしても飲食してはならない。どうしても断りにくければ、「修行中でして」とか、「医者に止められてまして」とか、「アレルギーがあるので」など、なんとかあたり障りの無い言い訳をして逃れよ。それは正当な防衛である。
ちなみに、薬物を強制して摂取させられた場合は「傷害罪」が適用される。被害者自身が加害者を逮捕状なしに「現行犯逮捕」もできるが、危なかったら警察を呼ぶように心がけたい。
近い将来(おそらく06年度中)には脱法ドラッグ、俗に言う「合法ドラッグ」も、麻薬の近似的な成分が入っていれば違法となる。今後の厚生労働省の動きに注目したい。
2005/2/16
マリファナは中毒性が無いので合法化しろ、などという無謀な論を唱える人間は多い。更にはマリファナには<幻覚作用>も無いから安全だ、などと完全に間違った知識を吹聴する奴までいる。だが、マリファナは<時間感覚の歪曲>や、その使用による感覚器官の鋭敏化によって、後方にただ停車しただけの車を自分を追跡している<敵>だと思い込んでそのドライバーを引き摺り出して殴りかかる、など、明らかな<幻覚症状>が出現する。確かにLSDのような幻覚作用は無いかもしれないが、前記の異常な感覚は当然<幻覚>に分類されるものである。また、マリファナは合法な国や地域で吸引すれば犯罪ではないとする<間違った知識>が流布しているが、日本の国籍を持っていればいかなる国でマリファナを吸おうとも(摘発されないにしても)違法である。大麻取締法第24条の8や麻薬及び向精神薬取締法第69条の6を見てみると「刑法2条の例に従う」と書いてあり、この刑法2条というのがいわゆる国外犯規定に当たるのである。
マリファナは覚せい剤などへの入り口になりやすい初級の薬物である。下手に手を出してビルの9階から飛び降りて、更にそれだけのことをしておきながら「記憶が無い」などと口走るようなことの無いように。薬物は常に<全否定>せよ。
2005/2/17
今年(2005年)4月より東京都の条例で脱法ドラッグを取り締まることが決定した。この流れは恐らく全国に波及するだろうと思われる。思ったより国の対応が早いのに驚いたが、それほど事態は深刻だということでもある。脱法ドラッグは北朝鮮やロシアからのルートで流れてくるものが多いようだが、その対価の支払いはカニなどの海産物で行われているという話がある。早い話がパチンコの景品交換で現金の代わりにシャーペンの芯などを受け取って、それを別の場所で換金する手法を麻薬取引に悪用したようなものだ。海産物取引では北朝鮮産のアサリの産地偽装表示など、悪い噂が絶えない。憶測でしかないが、何か、海産物を取り扱う一部の業者の中にはいわゆるブラックマーケット関係の人間がいるのではないかとつい邪推をしたくなる。もちろん大多数の業者が健全な事業をしていることはわかっているのだが。
ちなみにドラッグの受け渡しは今は海中に投下する方法が取られるらしい。海中に投下した後にその座標を<GPS>で計測して、受取人には数字が書かれたメモを渡すのだと言う。極めて巧妙な手段である。現代科学の粋を集めた技術がこのような形で悪用されることは皮肉である。
2005/3/3
よく自分以外に誰も知らない情報を知っていた、とか、無くなったものが言われた場所から出てきた、などの<現実>から、いわゆる<超能力者>や<霊能力者>を信じ込んでしまう人間がいる。ここでその手の内の一部を公開するのは模倣犯を誘発する可能性があるので問題があるかもしれないが、しかし、トリックを見破るために少しだけ解説しておく。
知らない情報を知っていた、と言う場合、いかに誰も知らない事実だとしても、その情報を被害者(騙される人)本人あるいはその関係者は知っているわけである。つまり、その情報を本人あるいは関係者から第三者を通じて聞き出すことはあながち難しいことではない。しかも、それを語った本人はそれを語ったことを大抵すぐに忘れてしまう。そのため詐欺師は普通、待合室に盗聴機を仕掛ける。または自宅に仕掛けても良い。行き付けの店で情報を得ることもできるだろう。更に役所に行けば住民基本台帳の閲覧で家族構成から生年月日、現住所や電話番号まで知ることが出来る(現在犯罪目的の利用が問題になっているため、法改正の動きがある)。また、透視などと言って無くした物が見つかるのは、本人が待合室にいる間にスリ取ったものを別の場所に置いてその場所を後日教えるだけである。そうでなくても宅配便の振りをして屋内に入り、判子を取りに戻った隙に物を盗み、後日それを別の場所から発見させるだけである。
はっきり言ってしまうと、実はそういった騙される人間の情報を集めたデータファイルがそういった<サイキック・マフィア>の間で取引されていたりするのである。そのファイルは膨大なもので、世界的なネットワークでかき集められたすさまじい情報量のものである。行方不明者が時として発見されるのは、そういった犯罪組織の脅威のネットワーク、しかも非合法の情報(つまり盗聴や窃盗によって知り得た個人情報など)まで入っているものがリンクした結果である場合が多い。
そうしたオカルト系の犯罪者が得てして高額な請求をしてくるのは、間違い無く「必要経費が高い」からである。早い話が、高い精度の情報や舞台装置を整えようとすると、その分経費がかかる。そのために数十万、数百万の金額になってしまうのである。とはいえ、利益率は探偵などの合法的な商売に比較すれば明らかに「バカ高い」上に、そもそもの情報が非合法なので、これらの<サイキック・ビジネス>をやめて合法な商売に転職する者は少ない。以上の理由から、高額の請求をしてくる超能力者、霊能力者などは、まず間違い無く詐欺であると思って良い。
また、詐欺師本人もまれにではあるが、時として良心の呵責に襲われることがあるようである。これは意外に聞えるかもしれないが、そういった犯罪者は自分が人間として最低であることを理解しているし、客(被害者)を馬鹿にしてはいるものの、だからといって自分を救ってくれそうな、<人間的に尊敬できる人物>を、本音の部分で求めていないわけでもない。そのため、自分の犯罪に辟易してきた頃に、ついうっかり<魔が差し>て、<慈善事業>を行ってしまう詐欺師もいる。料金が数千円、とか無料であっても、そうした自己嫌悪の感情から犯罪組織のルートの情報を安く流す場合もあるので、料金が安いからと言ってもそれが<本物>だとは言い切れない。
以上、オカルトに近づくならこれらのことは肝に銘じておくべきである。
2005/3/16